インターネットの回線にはいくつかの種類があり、その違いには大きく分けると2つに分類されます。
この記事ではこれまでなんとなく、何気なく使ってきたネット回線について分かりやすく解説していきます。
今さら聞けない「インターネット回線」の基本知識を10分で理解しよう。
基本を学べば自分に合ったピッタリの通信回線を選ぶことができ、経済的で快適なデータ通信を楽しむことができます。
各 回線タイプの特徴や今おすすめのインターネット回線もあわせて紹介します。アナタに最適な回線選びの参考にしてみてください。
インターネット回線は大きく分けて2つです!
・有線タイプのインターネット回線
・無線タイプのインターネット回線
インターネット回線の種類は大きく分けると上記の2つに分類されます。
有線タイプの回線とは
自宅や会社などで利用できるインターネット回線で、プロバイダ契約や回線導入の工事が必要となり、LANケーブルによる接続やWiFiルーターを介した接続で一定範囲(屋内)などでインターネットの高速通信を利用することができます。
無線タイプの回線とは
自宅や会社などの場所や設備に関係なく、電波を利用することで何処にいてもインターネット回線に接続することができます。電波回線=モバイル回線などと呼ばれていて、携帯電話(スマホ・iPhone・タブレット)はこの電波回線を介すことでインターネット通信や電話などが利用できます。
次の章からは、各回線タイプの特徴を詳しくまとめていきます。
有線タイプのインターネット回線
ここでは、有線タイプのインターネット回線について解説していきます。
有線タイプ5つの種類
- 光回線
2021年現在、ほぼ全てのユーザーが選択している有線インターネット回線が「ひかり回線」です。光ファイバーというガラス&プラスチック製の素材で作ったケーブル線で光を反射しながらデータを送る、受信することが可能となり従来よりも高速=光速でインターネット通信が利用できます。(現・主流)
ADSL
アナログ回線(固定電話)を利用したインターネット接続回線です。光回線が主流となる以前はこのADSL回線が主流となっていましたが、現在は高品質で高速のひかり回線への移行が進んでいます。このADSL回線は電話回線があれば日本全国どこでもエリアカバーしているので、地方などで光回線への対応が遅れている地域では今現在も使われている接続方式です。
CATV
ケーブルテレビ提供のインターネット回線です。ケーブルテレビの契約が必須で専用の接続回線が必要なのでADSL回線とは別ものの回線となり、対応エリアはADSL回線やひかり回線と比べて狭いと言われています。通信速度はひかり回線には劣りますが、ADSL回線よりは安定して早いのが特徴です。
ISDN
固定電話の種類にはアナログ回線とデジタル回線があります。このISDNとはデジタル回線を 利用したインターネット接続方法の一種で、利用するにはアナログ回線(固定電話等)とは別にデジタル回線が必要となります。ISDN回線は光・ASDL・CATV回線と比べて通信速度が非常に遅く、加算方式の料金システムで費用に対して効果(品質)が低いことから利用者は少ないです。
ダイヤルup接続
ISDN回線と同様に利用時間により料金が加算され、通信速度はISDN以下の接続方式です。インターネットが始まった当時の回線で、現在はほぼ使われていない回線タイプです。
有線タイプのネット回線には、以上5つの種類があり、各タイプによって回線の速度や使用するケーブル線などが変わってきます。
2021年現在は光回線が主流となっていて、その他の有線タイプはサービスの提供自体が減少しています。その理由として、光回線でのインターネット接続の方がその他 接続方式と比べて断然早いから!!というのがあげられます。
無線タイプのインターネット回線(モバイル)
無線タイプの種類は以下2つの接続方法があります。
・携帯電話(スマホ/iPhone)デザリング
・ポケットWiFi
無線タイプとは=電波を利用した接続方法!という話は前述しましたが、ここでは無線タイプの接続方式について詳しくお話していこうと思います。
【スマホ デザリング】
皆さんが当たり前に利用している携帯電話(スマホ・iPhone・ガラケー)などをルーター代わりにしてWiFi接続/USB接続/Bluetooth接続によりPCやタブレットでインターネットを利用する事を「デザリング」と言います。
WiFiデザリング
USBデザリング
Bluetoothデザリング
などで呼ばれています。
スマホのモバイル通信回線(4G/5G)を利用して接続しています。有線タイプの光回線と比べると通信速度は低下、さらに電波状況に左右されるので安定性も劣ります。
通信速度はデザリング機能をもったスマホ端末のスペックにも大きく影響されます。
外出先でインターネットを利用したい人にはスマホのデザリング接続(無線タイプ)がおすすめです。自宅でがっつり高速通信が利用したいという方には光回線(有線タイプ)をおすすめします。
【ポケットWiFi】
上記で紹介したデザリング接続はスマートフォン/iPhoneやガラケーなどの携帯電話をルーター代わりに使った通信方法ですが、このポケットWiFiは持ち運び自由のルーターその物だと言えます。
「ポケットWiFi」はルーター機能(インターネット通信)のみに特化した端末でスマホ デザリングに比べて比較的安定した接続方式となります。
ネット通信専用のプランに加入が必要でサービスを提供している事業者も地方のサービスも含めると100社を超えているので選ぶのが大変です。
基本的に光回線は毎月のデータ利用量(通信量)に制限はありませんが、現在提供されているポケットWiFiサービスにはどの事業者も毎月のデータ利用量や直近3日間の合計容量に制限があります。
月間データ上限は契約する際に幅広いプランから選択できますが、使い放題などの新規受付サービスは提供されていません。2021年6月現在
おすすめのネット回線はどっち?
普段なんとなく使っているインターネットの回線について解説しました。
回線には大きく分けて2つのタイプがあり、その種類(有線・無線)タイプの中でも様々な接続方式(通信方法)があり品質・速度・料金システムも様々だという事がわかったと思います。
ここからはどの回線がどんな人におすすめなのか?というお話しをしていきます。
速さと安定性を求めるなら(有線タイプ)
主流となるのは有線タイプの「光回線」で月額制、使い放題でもっとも通信速度が速いとされています。契約するプロバイダや回線事業者によって料金や品質の安定性は様々で、代表的な回線提供社はNTT系のフレッツ光やKDDIのauひかりなどが有名です。
下記は主要 携帯電話キャリアが提供している光回線サービスのセット割、キャンペーン割引前の基本料金の例です。実際に契約するときは様々な割引が受けられるので記載されている料金よりもお得に利用できます。
戸建てプラン | 楽天ひかり | softbank光 | auひかり | ドコモ光 |
1年目 年間計 | ZERO円 | 62,040円 | 75,240円 | 68,640円 |
2年目 年間計 | 63,360円 | 75,240円 | 75,240円 | 68,640円 |
初期工事費 | 19,800円 | 26,400円 | 41,250円 | 19,800円 |
初期登録費 | 880円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
セット割引 | - | -26,400円 | -26,400円 | -26,400円 |
解約料金 | 10,450円 | 0円(更新月) | 0円(更新月) | 0円(更新月) |
合計 | 94,490円 | 140,580円 | 168,630円 | 133,980円 |
最近では高速で安いと評判のソニーネットワークコミュニケーションズが提供する「NORO光」などもおすすめです。その他にも独自の回線網をもった地方限定の事業者もありますが別記事にてご紹介させていただきます。
外出先でも使いたい!!(無線タイプ)
PCやタブレットで何処にいてもインターネットを楽しみたいと言う方には、無線タイプのポケットWiFiや携帯電話(スマホ・iPhone)からのデザリング(WiFi/Bluetooth/USB)接続によりデータ通信を利用できます。
下記はポケットWiFiサービスを提供している人気事業者の料金比較表です。
価格競争!真っ只中‼で料金やサービス内容が頻繁に変更されているので実際の利用料金、サービス内容とは変わっている場合があるので要・確認でおねがいします。
キャリア | データ容量 | 端末価格 | 契約期間 | 縛り割引 | 月額(割引後) |
---|---|---|---|---|---|
楽天アンリミット | 無制限 | 0円(特典) | ナシ | - | タダ~3,278 |
ギガWiFi | 100㎇ | 26,400~買取 | 24ヵ月 | -3960 | ¥3,718税込 |
ゼウスWiFi | 100㎇ | レンタル | 24or無 | -800 | 3,480or4,280 |
どこよりもWiFi | 100㎇ | レンタル | 24oa無 | -500 | 3,400or3,900 |
クラウドWiFi | 100㎇ | レンタル | 縛りなし | - | ¥3,718税込 |
NC WiFi | 100㎇ | 26400~買取 | 24ヵ月 | -3600 | ¥3,718税込 |
契約するキャリア、ポケットWiFi事業者によってカバーしているエリアや通信品質は変わりますが、現在ポケットWiFiの主流となっているクラウド型ポケットWiFiやご利用中の携帯電話のキャリアによってはフレッツ系の光回線よりも高速で安定して利用できる(※時間帯による)と言う声もあります。
まとめ、おすすめのネットライフ
簡潔くん的にはこんな感じ
簡潔くん(管理人)は以下の利用方法がおすすめです。
・自宅には有線タイプの光回線を引く。
・外出先ではスマホのデザリング機能を利用する。
・キャリアを合わせてセット割引やキャンペーンを受ける。
例:KDDIのauキャリア(携帯電話)をお使いなら、KDDI系のauひかり回線やコラボ回線を利用することで毎月の携帯料金から月額割引やキャッシュバックなどのキャンペーン特典が受けられます。
光回線を契約する前の注意点
フレッツ系は多くのプロバイダが提携しNTT回線を共同で使用しているため、個々のプロバイダ内ではそれほど多くは無いユーザー数ですが結局のところ同じ回線を使用することになる為に時間帯によっては大渋滞になり回線が混雑すると言う事が知られています。

回線が混雑するという事は通信速度が急激に落ちていしまうと言う事になりますので・・あまりおすすめできません。有線タイプ(光回線)の契約をご検討中の方には、なるべくなら独自回線網で混雑する可能性が低い回線を選び、優良プロバイダーを選択する事をおすすめします。
回線網を提供している事業者とプロバイダーは別となり、同じ回線網でもプロバイダーによっては料金やサービス内容などが変わりますので「失敗しないインターネットひかり回線選び」ができるように口コミなどを参考にいろいろ下調べする事が大事です。
コメント